クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科 耳鼻科 歯科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
クリニックの前に透明なポストを設置し、そこに医院案内などを
入れておき、診療時間外や休診日にも、患者さん(候補)に手に
取って頂きたいという思いで始める「院前ポスト」という取組みがあります。
先月、私のクライアント様で始めた医院があるのですが、
現在のところ、ポストから資料が減っていく様子がありません。
ご提案に対して、結果が出ていない。
コンサルタントとして、力量が問われている場面です。
さて、どうするか?
熟考の結果、スタッフの皆様に「どんな内容でも良いので、
“どうしたら資料が減るか”を考えて、最低1つ、
具体的な取組みを次回コンサルティング時に用意して下さい」
という宿題にしました。
医経統合実践会は「スタッフをクリニック経営に巻き込むコンサルティングの
ご提供」をモットーに、日々コンサルティングさせて頂いております。
コンサルタントから一方的に「こうして下さい、ああして下さい」と
促すだけでは、スタッフ様に「考える力」が身に付きません。
考える力は携帯電話の電波のように、考えれば考える程、
強く、高くなります。必要な情報がキャッチしやすくなります。
そのように、自分で考えた取組みを実践してみて、トライ&エラーを
繰り返し、結果が出た時、仕事のやりがいや面白味が出てくるのです。
ただ、難しいのは今回このようなアプローチをクライアント様に
させて頂いたのは、このクライアント様が目先、そこまでクリニック
経営に困ってらっしゃらないからです。
「一日でも早く、新患を増やしたい!」
「一日でも早く、看護師や歯科衛生士などの有資格者を採用したい!」
「明日から新人が入社する上で、何の教育システムも無い!」
など、すぐに結果が求められている場面では、さすがに「1ヵ月間の
宿題ですよー」などと、呑気に構えている訳にもいかないのです。
「そのクライアント様が、今、どのような状態で、今抱えている問題や
課題に対して、コンサルタントとして、どのように関わらせて頂くのが
ベストなのか?」
これに決して答えはなく、徹底的に考えて、その時、自分が
ベストだと信じる方法を選ぶしかありません。
常に毎日が真剣勝負です。
日々患者さんと全力で向き合ってらっしゃる医療従事者の
皆さまと同じですね。
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