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クリニック経営ブログ

2大「○○さえ良ければ」が関係を悪化させる

こんにちは、根本和馬です。

映画鑑賞は私の数少ない趣味のひとつですが、今年早々に「今年No1か?」という作品に出会ってしまいました。

それは『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(以下NWH)』です。

今これを書いている時点で既に累計興行収入は770億円になり、これからどこまで伸びるか注目です。

実はこのNWHは、かつて公開どころか制作が危ぶまれたことがありました。

あまりにも複雑な背景のため、私も正確に詳細を記すことは困難ですが、要するにスパイダーマンの権利を巡ってディズニーとソニーが争ったのです。

これまでマーベル・スタジオ(ディズニーの小会社)で制作したスパイダーマンメインの作品は

『スパイダーマン ホームカミング』

『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム(以下FFH)』

で、当時から「マーベルで3作品創る」という予定でした。事実FFHのラストは続きがあるかのような終わり方です。

しかし前述の通り、FFH公開後にディズニーとソニーが揉めたために「3部作目は製作出来ないかも?」とニュースになり、ファン(もちろん私も)は落胆しました。

もしここで両社が正しさを主張して、激突したらNWHは製作れなかったことでしょう。

両社が後述する「原点」に立ち返った結果、見事収束しNHWは誕生しました。

日本では1月7日(金)から公開になりましたが、ツイッターやYouTubeでは

「感動した!」
「もう1回視る!」

そして私のように

「早速今年No1作品!」

と炎上(良い意味で)しております。

やや例えの規模が大きくなってしまいましたが、これまで多くのクリニックを拝見し、問題や課題が多いところほど

・自分さえ良ければ良い
・今さえ良ければ良い

という感情が渦巻いていることが往々にしてあります。

そんな時は

「誰のためか?」「何のためか?」を両者が考え、

・相手にとってハッピーなことは?
・今だけでなく、未来を見据えた時にハッピーなことは?

に視点が向くと、驚く程に状況が好転します。

もしディズニーとソニーが揉めにもめ、NWHが制作・公開されなかったら非常にファンは落胆するだけでなく、両社に対するファンの目は今とは全く違ったものになります。金額換算したら、相当の減収になることは火を見るより明らかです。

それを回避した両社は、見事NWHで多くの観客を魅了し、現時点での770億円という大きな結果に繋がったのです。

何が正義かは人それぞれですが、少なくとも弊社で頑張ってくれるメンバーには

・相手にとってハッピーなことは?
・今だけでなく、未来を見据えた時にハッピーなことは?

に視点が向くような教育をしていきます!

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