これは院長先生に限らず、チーフなどのリーダースタッフなどにも言えることですが「スタッフの話を遮らず、最後まで聴く」というのは、スタッフのモチベーションを下げないために、とても大切です。
以前も医経統合コンサルティングにおけるスタッフとの個人面談の中で、ある先輩スタッフとの関わり方について悩んでいる方がいて、私が
「もし私がその先輩スタッフだとして『私(先輩スタッフ)はあなたに対して、まずどんなことを気を付けたら良い?』と聞かれたら、何とお答えしますか?」
と、お尋ねしたら、まさに「私(ある先輩スタッフに対して悩んでいるスタッフ)が話をしている途中で、話を遮らないで欲しい」と仰っていました。
基本的には誰もが自分の考えや思いを持っていますので「自分の考えは正しい」と思っています(もちろん、私もそう思っています)。
人の数と同じ正義の形があるのですから、相手の話を聴く際は「まず相手の話を最後まで聴く」という姿勢が、非常に大切です。
これは院長先生がスタッフに対して実施する定期的な個人面談でも同様で、そもそも診療だけでもお忙しいのに、定期的に面談をされる姿勢自体がとても素晴らしいのですが、スタッフの話を「いや、だからね」と遮るのは良くないです。
そもそもスタッフとの個人面談で得たい結果のひとつは「院長先生がしっかり私の話を聴いて下さった」と、スタッフが感じることです。
話を遮ることで「結局、ほとんどの時間、先生が話をしていたな」「こんな面談ならもうやりたくない」などと面談に対してマイナスな印象を持たれる可能性が高いです。
くれぐれもご注意下さい。