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スタッフ教育

「やる気」ではなく「仕組み」で改善する

医経統合実践会では、新人教育の一環として、試用期間中の新人に毎日業務日誌を書いて貰う事をお勧めしています。

業務日誌を始めたクリニックから、たまに「新人に”今日の分の日誌は?”と聞くと”忘れました”って言って、持ってこないんですよ」というお悩みを聞く事があります。

この時、院長先生や先輩スタッフは「明日にはちゃんと持って来てね」「しっかり毎日提出しないとダメですよ」と言う事が多いです。

しかしこの「ちゃんと」とか「しっかり」と言うのが曲者です。それこそ、その指示が新人に”しっかり”伝わっていない事があります。

そのような形よりも有効なのは「試用期間中の日誌提出量が60枚以上になったら、常勤になるためのテストを受けられる」などの仕組みを作ることです。

これは「日誌を毎日出さない」というのは、イコール「常勤になれない」という事です。

このような仕組みにする事で、日誌提出に対する意識が上がり、毎日出すようになります。換言すれば、このような仕組みにしても尚、提出しないという事は、その新人はクリニックに合わない可能性がありますので、試用期間終了と同時に、きちんと労働基準法に則って、辞めて頂くというのが良いと思います。

これは「良い」「悪い」ではなく、その人材がそのクリニックには合わなかったという事であり、違うクリニックでは成長するかも知れないのです。

合わない者同士が無理に仕事を続ける事は、お互いに不幸になります。
だからこそ、試用期間というのは非常に重要な期間という事ですね。

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