現在は採用困難時代ですので、そんな中で「人材」ではなく「人財」を採用しようとすれば、宝の山から更に貴重なお宝を見つけるくらい困難を伴います。
出来るだけ応募数を増やそうと、求人案内に出している給与額を上げるクリニックも多いと思いますが、その上でくれぐれも注意しなければならないのは、
先輩スタッフよりも新人スタッフの方が給与が高いという状態を回避する
ということです。
応募条件を変えるのであれば、必然的に既存スタッフの条件も見直す必要があります。それを怠ると、ほぼ100パーセントの確率で
「なんで私よりも、後に入ってきた●●さんの方が給与が高いんだ?私よりも分かること、出来ることが少ないのに、それはおかしいだろう」
「仕事を教えている私よりも、教わっている●●さんの方が給与が高いって、院長先生は何を考えているんだろう?」
と、院長先生に対して大きな不信感を持ちます。
かつて弊社も給与を見直したことがあり、その際は全スタッフの給与額を上げました。
※しかし弊社の場合には「応募が無いから」という理由ではなく、「更に質の高い仕事をして欲しいから」という思いで、です。
仕事をする理由や目的がお金だけなのは寂しいですが、しかし誰もがお金や生活のために仕事をしていることも、また事実です。
お金に対する不信感は、即、退職に繋がりかねませんので、くれぐれもご注意下さい。