表題にある通り、クライアント様の中で、スタッフの動きが素早くなるに伴い、 診療の質を落とすことなく、 診療がスピードアップした耳鼻咽喉科クリニック様がいらっしゃいます。
具体的に何をしたのかと言いますと、とてもシンプルなのですが、院長先生が診療中のスタッフの動きについて
「このような場面では、このように動いて欲しい」
「さっきの場面で、このような行動をしていたけど、そうではなくて、こういう動きを期待している」
と、診療中のスタッフの動きに対して「ここが良かった」「ここが良くなかった」ということを具体的にお伝えされるようになったのです。
余程とんでもないスタッフを採用していなければ、基本的にはスタッフは「患者さんやクリニックのために頑張りたい」という気持ちがあります。
その気持ちを行動に繋げてあげるために大切なことは、院長が考えや思いをしっかり伝えることです。伝えてないから、伝わっておらず、院長の期待する動きが出来ていないのです。
更にこのクライアント様の院長先生が素晴らしいのは、口頭でお伝えするだけでなく、文章でもお伝えしていることです。口頭だけですと、その時はちゃんと聞いているスタッフも、日々の診療の積み重ねの中で忘れてしまったり、その後、入社してくる新人スタッフにはそれが伝わらないというデメリットがあります。
文章に残すことで、それを読み返すことで思い出したり、新人スタッフもその文章を読むことで、多少は伝わるのです。
かねてから「経営者に必須な力は伝達力である」とお伝えしていますが、伝達力アップによって、診療スピードアップが実現した顕著な例でした。