0

クリニックのブランド力を上げる

クリニックのブランディング

どんな患者にどんな診療をしていきたいのか明確にする

競合クリニックが増えていく中で、ひとつのキーワードは「差別化」です。

「数あるクリニックにおいて、なぜ、何のために当院に来て頂く必要があるのか?」を打ち出したものが差別化となります。

差別化を実現するためには、クリニックのコンセプトを明確にしなければなりません。

・どんな患者に来院して欲しいのか?
・どんな医療を提供していきたいのか?
・来てほしい患者が響くようなメッセージを伝えられているか?
・どんな手段でメッセージを伝えているか?
・院長の考えをスタッフは理解しており、それが行動に表れているか?

などを考え、実践していく必要があります。
一朝一夕にブランドは造られるものではありません。

日々の小さな実践の繰り返しです。
しかし「〇〇と言えば、●●クリニック」というブランドが確立した時、近隣にどんな競合クリニックができたとしても揺るがない、盤石なクリニックが出来上がるのです。

スピードアップに向けて、まず大切なもの

医科クリニックは歯科と違い、殆どが保険診療です。来院人数が医業収入に直結しますので、より多くの患者を、限られた時間の中で診ていく必要があります。必然的にスピードが求められます。

クリニック全体のスピードを上げるために不可欠なのは、トップである院長がスピードを上げる事に対して、高い意識があるかどうかという事です。
掲示.JPG
例えばこのクリニックでは、院内(もちろん患者の見えない場所です)にこのような掲示がされています。時間に対しての意識の高さを感じます。

ちなみに弊社では「当院で働く上で不可欠な3つのS」と題し、そのひとつに「Speed」を挙げています。このようなところから、迅速に行動する事の大切さを伝えているのです。

様々なノウハウやツールを導入する前に、そもそもクリニック全体に時間に対しての高い意識があるかどうかを考えてみて下さい。

経験者にすべき必須の質問

応募者が過去にどこかのクリニックで働いていた経験がある場合、必須の質問があります。

それは
「以前勤めていたクリニックは、一日何人位の患者が来ていたか?」という質問です。
もし自院の一日平均来院人数が100人であった場合、かつて働いていたクリニックの一日平均来院人数が100人よりも下回る場合、注意が必要です。

仮にこのスタッフが採用になっても、どうしても以前働いていたクリニックと比較してしまうので、いずれ「こんなに大変だと思っていなかった」「前働いていた医院では、こんなに仕事が多くなかった」などと、言い出す可能性があります。

良い人材を雇用するためには、採用側の質問力を上げる事も大切です。

スタッフの心を最も動かすものとは?

スタッフのモチベーションを上げる最大にして不可欠な取組み、それは「院長が今後の当院の目指すべき方向性を伝えること」です。

多くの院長はこれまで勤務医として、患者の疾患に重点的に向き合えば良かったのかも知れませんが、独立開業した時点で経営者になるという事です。

経営者の言葉が最もスタッフを動かすので、経営者に伝える力があるかどうかは、スタッフがモチベーションを上げる上では必須です。換言すれば伝えられない院長の下で働くスタッフのモチベーションを上げるのは困難であるという事です。

院長が今、どんな事を考えて、これからどんな医院を創っていきたいのかを、ぜひ院長自身の言葉で、スタッフにどんどん伝えて下さい。

ホームページは増患に不可欠な媒体

・競合クリニックの増加
・上がる事が期待出来ない保険点数
・日本経済の停滞
・情報化社会によって、患者がクリニックを選ぶ時代へ

これらの要因により、経営に力を入れるクリニックが増えた結果、次第に多くの患者が来院するクリニックと、少ない日には一日ひとケタの患者しか来院しないクリニックとに、ハッキリと分かれてきました。

そしてこれから5年後、10年後、更にこの差は顕著に表れるのは明白です。

医経統合実践会のホームページをご覧になられている院長先生はかなりクリニック経営の手腕も高いと思いますので、既に実践されているかと思いますが、増患に不可欠な媒体のひとつは「コンテンツの充実したクリニックのホームページを持つ」という事です。

今は何かあれば、すぐにネットで調べる時代です。
クリニックにおいても例外ではありません。

患者がクリニックを検索した際、手作り感満載のホームページより、プロの業者が作ったものの方が間違いなく目を引きます。

一般的にホームページ製作は30~40万円程度が妥当かと思いますが、その金額は不可欠な投資です。

試用期間中に必須のアイテムとは?

試用期間を3ヶ月~半年間設定しているクリニックが多いと思いますが、試用期間中は新人スタッフに「業務日誌」を書いて貰う事をオススメします。業務日誌は

・今日学んだこと
・先輩への質問
・明日からどんな事を意識して仕事に取り組むか

などの質問に対して、新人が記載する形式を採用しているクライアントが多いです。

そして新人スタッフから提出された業務日誌について、先輩スタッフ(どうしても適任者がいなければ、院長という事になります)がコメントを書いて、新人スタッフに返すという流れです。

業務日誌の存在によって「このスタッフ、こんな事も分かっていないのか!「このスタッフは一体何が出来て、何が出来ないのか分からない」という事がだいぶ防げます。

教育に欠かせない2つのツール

スタッフ教育に欠かせないツール、それは「業務マニュアル」と「教育カリキュラム」です。

業務マニュアルはその業務や流れ、ポイントが書かれているもの、教育カリキュラムは業務内容が羅列されており「指導日」「評価」などを記載していくものです。

クリニックは院長以外は皆、女性スタッフであり、それはつまり、将来的に人材が入れ替わる可能性があるという事でもあります。

どんなスタッフが働いても、一定の質を提供するためにはマニュアルとカリキュラムが不可欠なのです。

良い人材が多数応募する求人ページとは?

クリニックは少数で構成されている組織ですので、スタッフひとりの力によって、クリニックが黒くも白くも、右にも左にも傾きやすいです。

それ位、スタッフの影響力が大きい業種であるにも関わらず、求人に力を入れているクリニックは殆ど無いのが現状です。

なぜそう言えるのかと言いますと、ホームページで「スタッフ募集」「求人」などのコンテンツを見てみると、そこに書かれているのは「現在当院では若干名、スタッフを募集しております。

ご連絡は045-544-〇〇〇〇まで」などの、簡単な挨拶文だけのページだけだからです。

これでは良い人材から募集が無いのも無理はありません。
「良い人材」という事は「職場を決める基準も高いものを持っている」と考えた方が良いです。

よって求人ページには
・当院の求める人材
・こんな人材に応募して欲しい
・こんな人材は応募しないで欲しい
・当院で学べること
・勤務時間、休日や交通費などの労働条件
・当院で働いている先輩スタッフの声

これらの情報を余す事なく記載する事がポイントです。

メディア掲載はクリニックの差別化になる

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科 耳鼻科などの医科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
独立前に働いていた会社で共に切磋琢磨し合ったメンバーが、
私と同じタイミングで卒業し、鍼灸の道で活躍中です。
雑誌掲載.jpg
中身.JPG
先日雑誌に掲載されたという事で、雑誌とご本人のお手紙が
送られてきました。
既にお互い卒業し、別々の道に進みながらも、
近況報告をして下さる姿勢がとても素晴らしいです。
このような心配りの出来るメンバーには、
ファン顧客も多い事だろうと思います。
クリニックでも会計事務所の雑誌やクリニック経営の雑誌で
取材を受ける事があるかと思いますが、その際には「メディア掲載」
というコンテンツをホームページに作る事をオススメします。
患者さんは医療に関しては素人です。よって
「当院では〇〇社の最新設備を導入しています」
「当院ではアメリカ式〇〇型の施術方法で・・・」
などのメッセージよりも「メディア掲載」のコンテンツがある事で
「このクリニックは雑誌に載る位、有名なんだ」と、余程インパクトが
あります。
益々増える競合クリニック、情報社会の中で患者さんが選べる立場に
なった等の要因では、どのようなクリニックも差別化を図る必要があります。
その上で雑誌等のメディアに掲載された実績があるかどうかは、
差別化の大きなポイントになりますので、ぜひ実践して下さい。
ちなみにこの方の働かれているお店はこちらです。
恵比寿の鍼灸サロン カリスタ


女性限定ですので、私が施術を受けられないのが残念ですが、
ぜひ行かれてみて下さい。
こちらの内容が学びや気付きになりましたら、ぜひ「いいね!」をクリックして下さい!
よろしくお願い致します。
WS000410.JPG
新人に仕事に対する姿勢を伝えるなら、この一冊で十分!
確認テスト問題&解答付きなので、単なる読み物で終わらせない、
プロ医療従事者必読の教科書。
『プロの医療従事者になるためのマナーと心構えについて』のお申込みはこちらです!


—————————————————————————
フェイスブックのアカウントをお持ちの方は、ぜひお友達になりましょう!
リクエストお待ちしております!
根本和馬の個人ページはこちらです!


最新の情報は医経統合実践会フェイスブックページで投稿中です!
よろしければ、下記アドレスからご覧下さい。
医経統合実践会のフェイスブックページはこちらです!

来院経路を把握しよう!

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科 耳鼻科などの医科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
これまでHPを充実させる事の重要性や、SEO対策、PPC広告などの
ネット関係の取組みについてお伝えしきてましたが、これらの取組みが
どれだけ成果があるのかを確認する必要があります。
そこで欠かせないのが「来院経路集計表の記載」です。
来院経路集計表とは、問診票の中にある
「当院をお知りになったきっかけは?」
という問いに対する患者さんの回答を集計した表のことです。
その中に「パソコンサイト」「スマートフォンサイト」という
項目を入れ、それぞれの媒体から何人来ているのかを集計するのです。
前述したように「インターネット」ではなく、パソコンサイトと
スマホサイトで分けて集計するのが今後のポイントです。
総務省は、6月14日に「スマホを持っている家庭の割合が
2012年には前年の約1.7倍に伸び、49.5%になった」と
発表しました。それだけ急激にスマホが普及しているのです。
特にクリニックのような業種は、例えば海外旅行や大きな買い物などと異なり、
その場で手軽に調べられるかどうかが重要な要素です。必然的に携帯電話で
クリニックを探す人も増えていきます。
その際に従来のパソコンサイトをスマホサイトに表示する方法も
悪くありませんが、パソコンサイトはパソコンの画面に表示した際に
どう見えるかを考えて作られた媒体なので、スマホサイトでは
見づらかったり、携帯で手軽に調べようとしているユーザーによっては
コンテンツが多過ぎて、どこを見たら良いのか分かりにくくなる
という可能性があります。
よって、スマホサイトがあるのは今後は必須であり、
それに加えて、前述したように、スマホサイトから新患が
何人来ているのかを調べる事が大切なのです。
来院経路.jpg
私のクライアント様の中には、毎月の来院経路をこのように
円グラフにしてスタッフルームに掲示している医院もあります。
ここまで出来ると、かなり医経統合が実現していると言えます。
ぜひ、クリニックの問診票の内容を見直すと同時に、
毎月しっかり来院経路の集計をしてみて下さい!
こちらの内容が学びや気付きになりましたら、ぜひ「いいね!」をクリックして下さい!
よろしくお願い致します。
WS000410.JPG
新人に仕事に対する姿勢を伝えるなら、この一冊で十分!
確認テスト問題&解答付きなので、単なる読み物で終わらせない、
プロ医療従事者必読の教科書。
『プロの医療従事者になるためのマナーと心構えについて』のお申込みはこちらです!


—————————————————————————
フェイスブックのアカウントをお持ちの方は、ぜひお友達になりましょう!
リクエストお待ちしております!
根本和馬の個人ページはこちらです!


最新の情報は医経統合実践会フェイスブックページで投稿中です!
よろしければ、下記アドレスからご覧下さい。
医経統合実践会のフェイスブックページはこちらです!

過去の記事

お申込み受付中

医経統合実践塾

ご相談はこちらから

045-548-4106

  1. ライン