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クリニック経営ブログ

クリニックも人間教育に力を入れる時代

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科 耳鼻科 歯科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
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「スタッフが平気で休む。”体調悪くて病院行くんで休みます(遅刻します)”
って、ここクリニックだぞ!まずはうちで受診しろよ!」
「スタッフが”先生、ちょっと具合悪いんで、この時間帯ヒマなので
この間に病院行って来て良いですか?”と聞いてきた・・・」
「”先生、ちょっと良いですか?”とスタッフから言われて、何かと
思ったら”もう辞めますんで、明日から来ません”と、突然次の日から
来なくなった・・・」
「新人の言葉遣いが”〇〇なんスよ”とかで・・・。今の
新人は敬語が本当に出来ない」
これらの話は、特に新卒で入社した新人スタッフに対する
院長や先輩から聴いたリアルな悩みの数々です。
「根本さん、私達が考えている”常識”って、今の子からすると
必ずしも常識ではないんですね・・・」
「躾って、家や学校で済ませてくるものではないんですか!?
そんな事まで教えるのって、職場がやらなきゃいけないんですか!?」
「俺は研修医時代は実質、丁稚奉公で、休日のバイトで何とか
食いつないでいた生活をしてきたんだ!それに引き替え、今の
新人は”休日にセミナー参加って、それは仕事ですか?お給料
出るんですか?”だと!?
自己成長の機会なんて、自分の時間とお金を使うのが当たり前なんだよ!
むしろセミナー費用を医院が出すって時点で”なんて有難いんだ”って
思ってくれよ!」
そんな嘆きの声を、これまで何回聴いたか分かりません。
しかしこれは「伝え続けるしかない」という事に尽きるのではないかと思います。
他の業界はどうか分かりませんが、20代前後の新卒スタッフを雇用するような
業種は「人間教育」も職場が担うべき教育なのだろうと思います。
無論クリニック業界もそうです。
どれだけ時代が変わろうとも、仕事で成長していくために
必要な考え方があります。
この考え方は、家で言うならば、基礎工事のようなものです。
基礎がしっかりしてないと、良い家を造る事は出来ません。
いくら「こうしたら成長する」「こういう取組みをやろう」と
提案したところで、考え方がしっかりしていなければ、やらない、
或いは、やっても途中で止める、または全力で取り組まないなど、
期待するような成果は得られないのです。
これからはクリニックでも「人間教育」に力を入れる時代です。
具体的には
・入社オリエンテーションで「仕事のあり方」をしっかり伝える
・ミーティングで院長から「仕事で成長する事の重要性」を伝える
・外部講師を招き、講演してもらう
・外部セミナーにスタッフに参加してもらう
・定期的に本を読むなどの教育システムを院内に導入する
これらの積み重ねで次第に仕事の考え方が確立し、次第に
クリニックを繁栄に導くような取組みを、積極的にやってくれるように
なるのです。
―人間の行動は、本人のパーソナリティと、本人を取り囲む
環境の二つを変数とする関数で表される―
という「クルト・レヴィンの法則」がありますが、
本人の性格も大きいですが、その人のいる環境によって
考え方も大きく変わってくると思います。
このブログを読まれる程、クリニック経営に対して意識の高い院長先生、
スタッフ様ですから、ぜひご自身の職場について「人間を磨いていく環境創り」
を進めて下さいね!
この内容がクリニック経営の学びや気付きになられましたら、
ぜひ「いいね!」や内容のシェアをよろしくお願い致します!

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